特集「糸から布を創る―織物以前のテキスタイル」小林桂子 「織物」の歴史は、家畜化が始まった1万年前頃と推定されています。しかしそれよりはるか以前の2万6000年前には人類は糸を作り、紐や籠を作ってきました。今回小林桂子さんの特集では、その人類が生み出してきた、「編」「もじり」「交差」というほとんど道具を使わず手の中で作り上げてきた布の起源と理論について紹介して頂きます。すなわち布を構成する糸、その糸と糸との関係性=「組織」をわかりやすく、簡単に、そして糸の動きがわかる試作品で、ご紹介いただきます。この22頁は、まるで時空を超えて、布の歴史を旅するような気分です。 SPINNUTS No.107 [戻る]